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意外と出来ていない事も

会社や個人事業を経営していく上で、経理上最も大事な項目は売上金額の確定であると考えます。売上金額をきちんとあるべき金額を把握していない事には、税金は除いても経営が成り立たないからです。正しい金額を把握し、取引先に請求し、入金してもらい、経費や支払いに充てる事が一つのサイクルとして繋がっているからです。また、経費などの支払いは請求書、納品書、領収書など相手側が作成した何らかの証拠書類が根拠としてあります。一方、売上についてはレジや集計表などを利用して自社内で管理する必要があります。9割以上が現金商売であればそれ程問題ないと思いますが、売掛金(つけ)がそこそこあればしっかりと売上を自社で管理する必要があります。

面倒でも請求書ベースで計上する

少し大雑把に記事を書きますと、請求書ベースで売上を計上して、入金があれば売掛金の回収として計上される事をお勧めします。自社で会計ソフトを利用されているお客様でも、入金があった時に売上を計上してる方が多いです。なぜ問題なのかと言いますと税金よりも取引先との関係です。みなさまが請求書を作成されて取引先はお金を振り込みます。もしかしたら、送付した請求書の金額が間違っている可能性もありますし、取引先が間違って振り込んだ可能性もあります。この場合に早い段階で気付けば取引先に連絡して入金が多い場合、少ない場合も対応する事が出来ると思います。私の経験上2月以内であれば特段問題なく取引は継続出来ると考えます。もし、入金ベースで売上を計上していたら2月以内には分からないと思います。なぜなら請求書を確認しないからです

消費税の請求漏れがないか確認する

請求ソフトを導入されていればそれ程漏れは発生しないと思いますが、消費税については現状8パーセントの税率であるため、金額でもかなり多くなります。消費税を別途請求出来るか否かは事前に確認が必要ですが、取引に影響が出ない限り請求をして下さい消費税を請求しない場合、請求が漏れた場合は実質8パーセントの値引きになります。かなりの金額だと思います。

入金がきちんとされているか確認する

請求書ベースで売上を確定したら、入金日も確認しましょう。入金の漏れがないか、入金金額に誤りはないか確認する必要があります。どんなに良い商品、サービスを提供しても入金がなければ仕事をした事にはなりません。入金の確認までが仕事です。

まとめ

現金商売以外の方は請求書ベースで売上を計上して、入金があれば売掛金の回収として処理しましょう。請求書には消費税の請求漏れがないか確認しましょう。入金の予定日も把握し、資金繰りに役立てると共に、売掛金の回収が予定日に正しい金額でなされているか確認しましょう売掛金の回収までが仕事です。

 

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