会計監査とは通常公認会計士が行う会計書類が適正か否かを判断する行為を言います。
税理士がお客様と接する際にも会計書類の適正を把握する事になります。
会計監査について語源を交えながら分かりやすく解説します。

会計監査を英語で言うと聴く事

英辞郎WEB版より

会計監査=audit=聴講する

元々の語源は聴衆などの意味を表すaudienceであるとも言われております。

私は会計監査の日本語の意味は調べるとか判断するとばかり思い浮かべておりましたが、実際には聴く事であるとかつての職場のトップである公認会計士から伺いました。

当時の記憶ではとても新鮮でした。

なぜ顧客に聴く事が大切か

会計監査とは顧客に聴く事であると記載しましたが、なぜ聴く事が大切なのでしょうか?

この点につきましては税理士の立場から記載したいと思います。

初めて税理士と話される方や、税理士との接触が少ない方は勘違いされる事が多くありますが、私達税理士は数値の結果についてはとても強いですが、例えば建設業などで材料の仕入なのか消耗品の購入なのかはある程度お客様に聴かないと分かりません。

私はお客様に代わって帳簿を作成する事もありますが、その前提としてお客様には領収書の分類、区分をお願いしております。
区分が不十分であればお客様に質問もします。

事務所によっては事務所の判断で経理を進めているところもありますが、お勧めは出来ません。

税理士の立場からお客様に聴く事の大切さを説明しますと、お客様に事業を継続して欲しいからです。
ある程度お客様に聴いて適正な会計処理を行えば2年後3年後でも比較検討が出来ます。

2年前は〇〇費が多くて利益が少なかったけど、しばらくは発生しないので利益が安定しそうであるとか、
〇〇費は3年おきに掛かる経費であるので今期は利益が落ちそうだとかお客様と話す事が出来ます。

会計処理の中で科目の表示につきましては公認会計士はとても拘りますが、税理士は悪く言うといい加減な面もあります。

会社にしか分からない事がある

お客様に聴く事の大切さを説明しました。
どちらかと言うと過去の事を中心に記載しました。

ところで、会社の経営について大切な事は過去の事でしょうか?
それとも未来の事でしょうか?

会社の過去の話を出来ると言う事は、それまである程度順調に経営が出来た事になります。
経営が出来ていないと会社を休眠させなければいけません。

会社の未来については外部の立場にある税理士にはなかなか分からなものです。
会社の内部で少なくとも2年先を見据えて取引先の拡充などを考えて行く必要があります。

私達税理士はお客様に助言は出来ても決める事は出来ません。
将来の経営を決めるのは会社の方々の役目です。

会社の将来の経営は決算数値や役員報酬、予算にも影響してきます。

税理士はお客様の将来像を聴き出す事も大切な役割になります。

まとめ

会計監査とはお客様に聴く事です。
お客様に聴く事の大切さは過去から現在、現在から未来の経営に影響するからです。
お客様の将来像を聴き出す事は私達税理士の大切な役目になります。