税抜経理で会計ソフトを利用して経理処理を行う場合は円未満の端数処理を適切にしないと消費税額の算出の際に経理上おかしな現象が起こる事もあります。会計ソフトでの消費税の端数処理のお勧めについて分かりやすく解説します。前日の売上の消費税の話とは別の問題です。

税抜処理での会計入力方法

取り引きの多い大企業を除き、会計ソフトを利用して経理処理をしている会社では入力の際に税込金額で処理するケースが多いと思います。例えば本体1000円と別途消費税80円計1080円の消耗品を購入した場合は1080円で入力する事が多いと思います。なぜなら入力が楽だからです。この場合は会計ソフトで本体1000円と仮払消費税80円に自動で分けてくれます

消費税の計算は税込経理が大前提

消費税の計算と、会計上の決算数値は異なる事があります。会社が例え税抜方式を採用していても実際に支払った金額で計算します。先程の項目の例では、本体価格1000円と仮払消費税80円を合計して1080円を消費税の計算で使います

仮に税込方式を採用している場合はそのまま1080円で計算します

そのため、納める消費税を計算する場合には税抜経理でも税込経理でも結果は同じになります。

端数処理は四捨五入がお勧め

消費税の端数処理は結論で言いますと四捨五入が決算書上金額の影響を受ける事が少ないです。会計ソフトによっては自由に選べないものもありますが、私がお勧めしております弥生会計なら各勘定科目事に自由に設定出来ます。細かいとか面倒臭いとか感じられる方も多いと思いますが、慣れた税理士に依頼されると20分位で設定出来ますので、ぜひ四捨五入の設定をご検討下さい

端数処理で切り捨て処理した例

私の経験ですが、とても取引の多い会社がありまして毎月の仕訳の数が4000位ありました。消費税の計算をすると納める消費税と会計上の推定消費税との差額が5万円程度異なる事も当たり前に起こっていました。なぜかと申しますと、消費税の端数処理を円未満切り捨てで処理していたからです。

売上については月に4件程度まとめて計上しておりまして影響はほとんどないのですが、経費の方は4000件近くありその全てで切り捨て処理をしていたため、決算書上の各経費項目と仮払消費税の金額に差が生じておりまして、何かおかしいなと感じておりました。

まとめ

税抜方式を採用していて会計ソフトを利用されている方は、円未満の端数処理について四捨五入設定にされる事をお勧めします。四捨五入が一番決算書との差異が少ないものです。慣れた税理士に依頼されると20分程度で設定が終わります。ぜひ四捨五入設定をご検討下さい。